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Lyric EIS充放電テスター:電池検査の中核ツール

急速に進化する今日の新エネルギー分野において、電池性能の正確な評価は業界の発展を推進する重要な要素の一つとなっている。Lyricが新たに発表したEIS(電気化学インピーダンス分光)充放電テスターは、卓越した技術仕様と強力な機能を備え、電池の研究開発、生産、品質管理に向けた全く新しいソリューションを提供する。


LyricのEIS充放電テスターは、技術統合のモデルとして、従来の化成・選別機能とEIS検査技術を深く融合させ、2つのプロセスの連携動作を実現している。その主な機能は以下の2点である。

  • 化成・選別:充放電による活性化や容量選別など、電池の初期処理における主要工程を実行。

  • EIS検査:電気化学インピーダンス分光を用いて、SEI膜のインピーダンスや電荷移動抵抗といった重要パラメータをリアルタイムで取得し、電池の状態分析に多面的なデータを提供。


LyricのEIS充放電テスターは、EIS検査と化成・選別機能の高次統合をハードウェアとソフトウェアのシームレスな連携によって実現している。この設計により、工程設定が大幅に簡素化され、柔軟な試験フローの調整が可能となり、詳細なパラメータ設定と異常検出機能を通じて効率的かつ精密な試験が保証される。従来の装置切り替えや電池の取り扱いによる効率低下と比べ、この一体型アーキテクチャは生産工程を最適化し、大規模製造への安定した支援を実現する。



高精度検出:全周波数帯域をカバーする科学的解析


本装置は広帯域AC信号(0.1Hz〜200kHz)と高精度サンプリング技術を採用し、レンジ切替機能と組み合わせることで、民生用パウチセル、動力用角形セル、ブレード型バッテリーなど多様な電池タイプに対応するインピーダンス測定要件を満たす。EIS検査では、4段階の可変範囲を備えた広範な励起電流入力により、±1%のインピーダンス測定精度を実現し、0.1Hz〜200kHzの周波数範囲をカバーする。

また、充放電機能においては、電圧・電流測定制御精度がそれぞれ±0.04% FSおよび±0.05% FSと高精度で、信頼性の高いデータ取得が可能である。さらに、極性切替機能を備え、電源キャビネットあたり最大64チャンネルに対応することで、大量試験ニーズにも応える構成となっている。



 
 
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